損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)



損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)
損料屋喜八郎始末控え (文春文庫)

ジャンル:歴史,日本史,西洋史,世界史
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「すばらしい」のひと言・・・

 時代小説を読みたいと思い,何気なくこの「損料屋喜八郎始末控え」を購入しました。はじめは,難しい内容かなと思っていましたが,中盤以降は物語にのめり込んでしまいました。時代小説に興味のある人ならぜひおすすめする一冊です。

 ちなみに,続編として「赤絵の桜」という文庫本が出ています。私はすでに購入済みですが,この「損料屋喜八郎始末控え」を読んで物語にのめり込んだ方は続編の購入をおすすめします。
江戸時代にして敵対的企業買収。面白い!

時代物だけに、職業・名前・場所すべてにおいて漢字がいっぱい!(笑)
ふり仮名もふってないから、本を開いた途端に圧倒されるかもしれないけれど、
歴史時代モノが苦手な人も諦めずにぜひぜチャレンジしていただきたい。
なにせ話の展開が面白い!!

米を担保に金を貸す『札差』という職業が、この時代 武士(政治)の経済を握っていた。
株の世襲制なんて甘いことを言っていたら、とてもじゃないが生き残れない。
“敵対的企業買収”を仕掛けられた老舗札差「米屋」の生き残り大作戦。
御上(おかみ)まで巻き込んで繰り広げられる、札差同士の知恵比べ。
最高に面白い!!

義理人情話だけの時代劇だと思って読んでたら、足元すくわれますよ♪
もう1冊買っておきたい

あかね雲が賞を取った、ということは知ってました。が、この本、この作家のデビュー作とも知らずに読みました。面白い。鰯で祝言には泣かされた。お風呂で、ベッドでとところかまわず読んだので、ページがふやけてしまいました。周五郎で育った自分にとって、新しく、面白い時代小説の登場はこの上もない楽しみをくれる。

かっこ良すぎだなぁ

まず、損料屋という商いが、なるほど江戸の庶民の暮らしを伺わせます。所々に、ファンにはおなじみの料亭「江戸屋」&女将の秀弥さんも登場して楽しいですよ。
変奏曲?されど傑出した筆力。

 すごいデビュー作です。作者はエンターテイメントを熟知、舞台設定、人物設定・描写もストーリー展開も隙無く丁寧に描き込んでいて、どんどんずぶずぶ山本一力の世界に引き込んでいきます。
 ただ、この小説は短編として雑誌へ掲載したものに書き下ろしを加えたもので、実績の無い作者が公約数的な受けを狙ったのか、どこかで聴いたことのある歌、山本周五郎、藤沢周平、池波正太郎ら人情時代小説の巨人達の変奏曲にも思えてしまいますが、その後の直木賞受賞の「あかね雲」では作者独自の新境地を開いていて、傑出していた力を感じました。
 



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